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2025.07.18
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能登の里山集落を舞台に、四季の暮らしと薬草を味わう観光事業を動かそう!個性豊かなプレイヤー達のまとめ役「プロジェクトマネージャー」を募集!

集落の生き残りをかけた観光プロジェクトの仕掛け人と働く。

能登の小さな集落で、2016年から開始した”薬草の里”構想。
世界農業遺産に登録された能登の里山を舞台に小さな観光事業を動かします。
震災復興も担う多忙なプレイヤー達を取りまとめるマネージャー求む!

募集の背景

能登半島の西に位置する志賀町は、令和6年1月1日に発災した能登半島地震で最も大きい震度7を観測し、南北に細長くのびる志賀町では、輪島市に近い北部のエリアが甚大な被害となりました。
今回のインターンの舞台となる「熊野地区」は、ちょうど北部と南部の境目に位置し、11の集落で構成される地区です。
能登半島地震により多くの家屋が解体されてしまいましたが、人びとの暮らしを支えてきた里山の風景の美しさや豊かさは、今もその姿を残してくれています。

約10年前、この地域は、50年後に人口が1/2にまで減少すると予測されていました。
そこで当時、「故郷をなくしたくない」との想いで立ち上がったのが、本インターン受入担当者であり、熊野地区で農家民宿を営む女将・梢 正美さん。
熊野で生まれ育ち、結婚を機にUターンして農家民宿「古民家こずえ」をオープンさせました。農家民宿の立ち上げを皮切りに、これまで11期23名のインターン生が、熊野での「着地型観光」をテーマにした事業づくりに、地域と共に挑戦してきました。

「薬草」×「宿泊・体験」で小さな観光事業をつくる。

熊野地区は、田んぼや小川・手入れのされた山々・古民家など昔ながらの里山の風景が残る、田舎のゆったりとした時間が流れる地域です。
また、江戸時代後期、村松標左衛門(むらまつ ひょうざえもん)という豪農が、薬草園でこの地を治めていたという歴史がある地域でもあります。
この歴史を元に、古くはこの地に根付いていた”薬草”という切り口を手掛かりに、他の地域には無い「癒しと健康を提供するココにしかない滞在」を提供していきたい。
そして、その先に、この地域を気に入り、長くつながり続けてくれる人との出会いをつくっていきたいと思っています。

現在、ハード事業(滞在拠点の整備)とソフト事業(滞在プランや体験コンテンツの組成・磨き上げ/近隣エリアとの連携づくり)を同時並行していますが、滞在拠点の建設完了までには数年かかる見込みのため、地域内の宿泊事業者との連携を行いながら、今期は、主にソフト事業に注力していきたい考えです。

小さな地域の小さな観光事業を動かす、プロジェクトマネージャーを募集!

くまの地域では過去11年間、インターン生を活用しながら、少しずつこの集落で実現したい観光事業を作り上げてきました。
しかし能登半島地震での被災により、地域や梢さんの置かれている状況も変化し、地域内の限られた「人資源」が復旧のための活動に割かれ、特にこの1年間、観光事業を動かすことは、ほぼ困難な状況でした。
この遅れを取り戻し、復興に向かうエネルギーが高まっている今、再び事業を動かしていきたい。
そのために今、地域に必要なのは、梢さんの右腕となって『この小さな観光事業の全体を把握し、関係者を巻き込みながら事業を動かしていくプロジェクトマネージャー』。

連携するプレイヤー達とコミュニケーションを取りながら、今の能登・熊野をまるごと体験できる「滞在プラン」を作り上げること。復興期を走り続ける多忙なプレイヤー達を上手にまとめ、1歩ずつ事業を前に進めていくこと=過程をマネジメントする経験は、唯一無二の経験になるはず。

そして何より願うことは、インターン生自身がこの地域の自然や文化に触れて暮らし、楽しんで事業を動かしていくこと。
能登で、一緒に本気の挑戦をしてみませんか?

プログラム要項

期待する成果

<観光事業のマネジメントをしながら、滞在プラン開発が進捗すること>
① 子ども向け&子育て世代向け:キャンププラン
② インバウンド向け:滞在プラン(体験込み)
③ サイクリングコース:くまのコース
④ ワンコインの体験パッケージ        など

<本プロジェクトで期待するマネジメント>
・関係者との円滑な諸調整
・スケジュール管理
・梢さんやくまの地域づくり協議会との事業進捗共有

活動内容

【STEP.1】地域を知る&入り込む
梢さんや関係者の動きに同行し、能登半島・志賀町/熊野・周辺地域についての位置関係や特徴・雰囲気、住民の分布などの地理的な情報インプットに加えて、本プロジェクトで巻き込んでいくプレイヤー達への挨拶回りを通じて、関係性を作っていきましょう。また、暮らし面を共にする集落の住民たちとも関係性を築いておきたいところ。一方的に地域を知るだけではなく、同時に自分のことも知ってもらえるよう、積極的に日頃のコミュニケーションを取りましょう!

【STEP.2】事業進捗スケジュールを作成する
本インターン中に組成する滞在&体験プランは、子ども向け・インバウンド向け・サイクリングコースの3つ。それぞれのプラン組成を並行して進めて行くためのスケジュールを作成します。

【STEP.3】関係者を巻き込みながら3つの滞在&体験プランをつくる
今回、インターン生だけでなく、地域の関係者や観光の専門家と共にプラン作りを進めます。インターン生は、プロジェクトマネージャーとして、彼らとの打ち合わせや現地調査・フィールドワークの調整のほか、それらの事前準備~当日サポートも行います。

【STEP.4】体験モニターの実施&プランの磨き上げ
STEP.3で組成したプランを、実際にお客さん(モニター)を入れて実施します。参加者アンケート等の結果や、実際の運営に課題がなかったかなどを精査し、より精度・質の高いプランに磨き上げていきましょう。
また、今後の運用に向けて、各プランを実施する際に必要となる備品や資料なども、ブラッシュアップして揃えていきます。

【STEP.5】事業報告書の作成
今後の販売に向けて、組成したプランに関する情報(プラン内容や運営上の連絡事項など)を、引継ぎも兼ねて事業報告書として取りまとめます。

得られる経験

■ 能登の豊かな里山里海の地で、暮らしながら働く経験
■ 周囲を巻き込み、人を動かしながらプロジェクトを動かす経験
■ 小さくとも地域の未来に続いていく着地型観光事業に関わる経験
■ 小さなビジネス・経営における「持続可能性」にチャレンジする経験
■ 忙しい経営者をマネジメントし、自分自身も楽しく働く経験や考え方

対象となる人

■ 集落のような地域で暮らし自分の人生を見つめる経験をしたい方
■ プロジェクトを管理(マネジメント)することが得意な方(必須)
■ 人とのコミュニケーションが好き(苦ではない)で、仕事に活かせる方
■ 思い描くゴールに向けて、「できる思考」を使って形にしていく経験をしたい方
■ 「教えてもらう」立場より、受入企業と一緒に学び成長していく姿勢のある方

期間 2025年10月~2026年3月のうち4ヵ月以上
→県外大学生は「休学」での参加を推奨(実績多数)
活動条件(目安)

■頻度:週3~5日程度
■ 活動支援金:30,000円/月
■ 運転免許があるとよい(車は貸与します)

活動場所 ■ 活動場所:石川県羽咋郡志賀町熊野地区
■ 宿泊場所:活動エリアの空き家
 ・ 15,000円/月(共同食費生活費/水道光熱費ネット/ガソリン代込み)
 ・最寄りのスーパー/コンビニまで車で10分
募集人数 1人
活動支援金  30,000円/月

受入団体紹介

【薬草とハーブ くまのプロジェクト】ハーブを育てることで、地域の明日を育もう。

石川県能登半島のほぼ中心、かつては薬草の栽培で栄えた「くまの」という地域で様々なプロジェクトを立ち上げ、地域内外からのお客様をお迎えしております。また、訪れた方々が、能登の里山の中で心穏やかな時間を過ごせるよう、様々な過ごし方を提案しています。農業やお料理・ものづくりなど、思い出や形に残る里山ぐらしも体験できます。一つひとつのプロジェクトに土地から得られる豊かさや美しさが詰まっており、里のお宝とのふれあいを大切に多くの方に喜んでいただけるよう取り組んでいます。

団体名称 くまの地域づくり協議会
設立 2016年
事務局長 出崎 茂男

受入団体からのメッセージ

くまの地域づくり協議会 プロジェクトマネージャー/梢 正美

本協議会を立ち上げ、現在は運営事務局の担当をしています、梢正美と申します。
農家民宿「古民家こずえ」の立ち上げ当初から、多くの学生の力を借りながら、共に地域で挑戦してきました。
これまでのインターンを通じて、ヨソモノの学生だからこそ起こせた地域の変化が沢山ありました。そしてそれは、自分では決して起こすことのできなかった変化でもあると思っています。「行ったこともない土地で、自分に何が出来るんだろう」「本当に地域のためになる成果を残せるのだろうか」と不安になるかもしれません。大丈夫です。行ったこともない土地だからできることがあります。また、ここでの「成果」は、活動そのもの以上に、あなたがここでの暮らしを味わった先に起こってくるものでもあります。成果にしばられず、思いっきり、この土地の豊かさに触れてみてください

2025.07.05
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第四弾‼地方の商店街を守る!「商店街イベント」を成功させ、地域経済を循環させるための仕掛け人に挑戦!

その歴史600年!由緒ある商店街を救う復興促進マネージャーに挑戦!

「一本杉通りの復興方針」の5つの方針をもとに震災からの復興をアクションに移すマネージャー。地域と連携して防災意識を高める「井戸水マップ」づくりやイベントの企画・運営、情報発信を担当します。

能登半島地震で大きく被害を受けた商店街の賑わいを取り戻す

遡ること600年前、かの有名な前田利家が築き上げた城下町に形成された商人の町、それが石川県七尾市にある一本杉通り商店街です。
七尾市は、七尾湾を有する穏やかな港町。江戸時代~明治時代に、大阪と北海道を結ぶ北前船の寄港地として栄えました。そのため、一本杉通りには、北海道からの昆布を売るお店や植物ロウを主原料に自然の材料でできた和ろうそく屋さんなど、現在も40店舗~50店舗の様々なお店が立ち並んでいます。

2024年1月の能登半島地震で、一本杉通りは大きな被害を受けました。
しかし商店街の人たちは発災の 1ヶ月後から一本杉復興マルシェを開催するなど、再建に向けて動き出しています。地域の婚礼文化を取り上げた「花嫁のれん展」、”食”のイベント「うますぎ一本杉」などを開催し、一本杉通りがより発展するような企画を考え運営してきました。

 一本杉通りの復興方針

各店舗の復興にも取り組みながら、商店街としての復興方針について、話し合いを重ね、2025年3月に「一本杉通りの復興方針」が策定されました。
「四季と五感と向う三軒両隣りを、ずっとずっと紡ぎ続ける一本杉通り」
これが一本杉通りの目指す姿です。そして、この実現のため、次のような方針を示しました。

【一本杉通りの復興方針】 (実現のための5つの方針)
方針1 明治から令和の家並みが息づく町
方針2 いろんな「屋」のふだんの魅力とハレの日の魅力
方針3 チャレンジを応援して目的地となる “お店” を増やす
方針4 まちの「復興」を外にひらく
方針5 井戸端のある町、災害に常に備える町

復興方針を推進するマネージャーはあなたです!

一本杉通りの被害と復興の現在地が見えた2025年は、一本杉通りの能登半島地震からの復興元年とも言えます。しかし「一本杉通り振興会」のメンバーは日々店を切り盛りしながら各店舗の復興に取り組んでおり、商店街活動に注力することは困難です。今、商店街の復興に向けて商店街活動を推進していくマネージャーが必要なのです。

一本杉通りでは過去3回インターン募集の実績があり、先輩インターン生たちが地域との関係を構築しながら成長し成果をあげてきたからこそ、今回のプロジェクトもあります。
【インターンの先輩たちが繋いできた一本杉振興会のインターンプログラム】
■1人目 『年に一度の食イベント「秋の大市」、3ヶ月に1度開催する「一本杉マルシェ」を成功させるイベントマネージャー』
■2人目 『若者をターゲットにした「一本杉マルシェ」、七尾市外の人へアピールをする「うますぎ一本杉」を成功させるイベントマネージャー』
■3人目 『地域経済を循環させるため商店街イベントと空き店舗解消を担う、新規出店者を増やチャレンジショップを企画実施するマネージャー』

■4人目のあなたは 『商店街、地域住人の想いを乗せた復興方針を実行する一本杉振興会の復興促進マネージャー』です!

これまで、イベントマネージャーや高校生カフェのチャレンジショップの運営など先輩インターン生たちは活躍してきました。
一本杉の振興のために、それぞれのアプローチで思考し行動しており、マイプロジェクトを設計して成功させた先輩もいます。

今回のインターンでは、一本杉通り振興会の復興促進マネージャーとして、策定されている各種イベントの開催に向けて、プロジェクトマネジメントやタスクの管理、広告戦略の仮説づくり、事業収支の管理など、主担当として活動することになります。
復興方針の内容に沿って、具体的に復興を形にするためのアクションを起こすプレイヤー、コミュニティの起点となるイベントやハレの日を作るマネージャーとしての経験は、きっとあなたの将来の役に立つことでしょう!

自然が豊かで、歴史のある街で、地域の一員になり、石川県能登半島で約半年間の住み込みインターン。一緒に、地域の商店街の復興と発展に挑戦しませんか?ぜひご応募お待ちしています!

プログラム要項

期待する成果

・復興方針の新規プロジェクトの達成(井戸水マップの作製)
・復興一本杉マルシェ/うますぎ一本杉の成功(集客目標等の各種KPIの達成、若い人やファミリー層が商店街のファンになるきっかけ作り)
・インターン生が主体となったマイプロジェクトの実践

活動内容

【STEP.1】復興方針の詳細を把握して、商店街の皆さんに挨拶をしよう!
■関連 方針 1 明治から令和の家並みが息づく町
「一本杉通りの復興の方針」(冊子)を読み込み、これまでの復興への取り組みやこれからの課題感を把握しましょう。
復興方針が頭に入っている状態で一本杉通り商店街の皆様や地域の方々に挨拶まわりをすることで、一本杉通り商店街の現状をより深く知ることができます。
相手のことと自分のこと、互いを知ることで信頼関係を結びながら、一本杉通り商店街との関係性を築いていきましょう!

【STEP.2】復興方針の内容を実践しよう!
■関連 方針5「井戸端のある町、災害に常に備える街」
井戸水のマップづくりと打ち水イベントの企画・運営を行います。
震災時にも活かされた地域の資源でもある豊富な井戸水を環境づくりや防災設備という観点から利活用する震災後からの新たな取り組みの1つです。
一本杉通りの周辺井戸を所有者や利用者の声を集めて地域で共有したい情報を盛り込んだマップを作製します。
また地域住人を巻き込んだ「打ち水イベント(仮)」などでガーデニングの水やりで地域との連携や防災意識を高める活動を行います。

【STEP.3】より大きなイベントマネジメントに挑戦しよう!
■関連 方針2 いろんな「屋」のふだんの魅力とハレの日の魅力 方針3 チャレンジを応援して目的地となる “お店” を増やす
STEP2のふりかえりを行い、活動の進め方についての学びをもとに、過去の「うますぎ一本杉」「一本杉復興マルシェ」の資料を読み込み、イベントの目的、検討事項、課題感を把握しましょう。そのうえで、今年度のイベントにスタッフとして参画し、各店舗の魅力や商店街としての情報発信やイベントマネジメントを実践します。
多様な参加者が関わる会議の推進の仕方、タスク管理方法、収支の作り方を学んでいきます。その中で自分の感じたことや考えたことは積極的に発言し、より効果的なマネジメントの仕方を提案できるとなお良いです◎

【STEP.4】マイプロジェクトに挑戦しよう!
■関連 方針3 チャレンジを応援して目的地となる “お店” を増やす
STEP3のふりかえりを行い、次年度に向けた改善点をとりまとめます。これまでの経験をもとに、今度は復興方針にもとづいて、自ら商店街の中での企画をつくり、実践してみましょう。チャレンジショップをつくるもよし、商店街としての情報発信に取り組むもよし。自分の企画を理事会に諮り、自らが主体となって商店街でチャレンジしてみよう。

【STEP.5】復興方針をどこまで実現できたかの発表をしよう!
■関連 方針4 まちの「復興」を外にひらく
いよいよプロジェクトの集大成となる成果の発表です。最終のイベント(一本杉復興マルシェまたはマイプロジェクトの企画イベント)時には事業者にも一本杉の魅力を発信していきましょう!(もしかしたら次の商店街インターン生がいるかも知れないので、後輩指導や引継ぎも行ってもらいます。)

※イベントスケジュール
▼第4回うますぎ一本杉: 2025年11月3日
▼一本杉復興マルシェ: 日程調整中

得られる経験

■多様な人が関わるプロジェクトの推進とマネジメントの実践
■社会人としてのマナー、関係性の作り方の習得
■多世代とのコミュニケーション力を磨く経験
■人と人のつながりの中で生きる「能登の里山里海」の暮らし体験

対象となる人

■将来、イベントの企画などに携わりたい人
■将来、プロジェクトリーダーやマネジメントに関心がある人
■色んな人と話すことが好きな人
■将来、自分のお店を持つことや起業に興味のある人
■不動産やリーシング、まちづくりに興味がある人

期間 (長期)2025年8月上旬~2025年3月下旬※期間は相談可能(夏季休暇中の短期も相談可)
活動条件(目安)

■頻度:週3~5日程度
→石川県外大学生は「休学」での参加も可能
※宿泊施設を利用する場合:インターンハウス(シェアハウス)を紹介
→滞在費17,000円/月(共同食費生活費/水道光熱費ネット代込み)

活動場所 banco(株式会社御祓川)
石川県七尾市生駒町3番地3
募集人数 1人
活動支援金  30,000円/月
事前課題 雑誌「能登」の読み込み
一本杉noteの読み込み

受入団体紹介

600年の歴史を守ってきた一本杉通り商店街の振興会です。

一本杉通り振興会では、能登半島地震で大きな被害を受けて、いまだに仮店舗のお店や縮小営業を余儀なくされている方が多くおります。けれど、私たちの先人たちは、明治時代の二度に渡る大火や戦争など、様々な困難を乗り越えて、これまでの一本杉通りを守り続けてきたということに気づかされました。震災をきっかけに多くの方々が、私たちの復興の取り組みに力を貸してくれています。一本杉復興マルシェをはじめ、復興方針づくりにも、多くの方の手が差し伸べられました。復興方針にもあるように、私たちはこれからの復興の道のりを「外に開く」次世代へ一本杉通り商店街を承継させるためこれからも新たな賑わい作りを模索していきます。

 

団体名称 一本杉通り振興会
設立 1960年
代表者 高澤 久

受入団体からのメッセージ

一本杉通り振興会長/高澤 久

今の時代に商店街は必要とされるのか、いつもそんなことを問いながら活動しています。小さな商いだからできるお客さんが個人として認識される場所、「あー、〇〇さんこんにちは」そんなふうに個人が個人として接することができるのが、商店街です。楽しく買い物ができるのが商店街だと考えます。いろいろな課題もありますが、商店街が活性化するため一緒に取り組んでくれる方の応募を待っています。

プロフィール

高澤 久

1972年11月 石川県七尾市生まれ
1996年3月 京都産業大学経営学部経営学科 卒業
1996年4月 株式会社日本香堂 入社
2001年7月 株式会社高澤商店 入社
2017年3月 同社 代表取締役 就任

2025.07.05
  • その他情報
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IT企業の新規事業に挑戦!「能登ふぐ」を能登を代表するブランドへ!!ふぐのからあげの運営・広報メンバー募集‼

能登のブランド「能登ふぐ」からあげ販売の基盤づくりと情報発信を行う実践型インターン。

石川県は日本有数の天然フグの産地ですが、まだ全国的な知名度は高くありません。イベント販売の運営と情報発信でその魅力を伝えるアイデアの提案や情報発信を行う「能登ふぐ」のからあげの販売とPRに携わるメンバー募集です。

2023年創業。ITと地方創生で能登を盛り上げる 合同会社ノラス

ノラスのオフィスは、石川県能登半島の中央に位置する七尾市の歴史ある商店街「一本杉通り」にあります。
600年の歴史がある一本杉通りの中では、2023年創業とまだ新しい企業で従業員は4名、全員が20代で県外からの移住者です。
“ITの力を生かし、能登活性化を目指す”というミッションを掲げ地域へ貢献し、ノラスメンバーの和やかな雰囲気で地元との関係性も良好に構築しています。

能登の魅力に触れ移住&起業した代表の岡田氏は「能登」を知ってもらう窓口になりたいという想いから2つの事業を展開しています。

<主な事業>
 ■WEBサービス事業
 <地域内での制作の一例>
  ・ホームページ「一本杉通り商店街ウェブ
  ・アプリ「でか山ウォーク」(七尾市の青柏祭の山車(でか山)の位置情報サービス)
  ・ランディングページ・広告運用「第3回うますぎ一本杉」(七尾市一本杉通りイベント)
 ■能登創生事業
  ・一棟貸し古民家「古民家のらり」の運営
  ・イベント企画・運営(能登ふぐのからあげ販売)

ノラスの良さはチームワークの良さ、少人数で業務をこなしながらもオフィスを覗くと楽しそうな雰囲気、ITの作業的で黙々というイメージ?とはかけ離れた柔和の笑顔で皆さんが迎えてくれます。

「能登ふぐ」のからあげの販売事業について

能登創生事業の1つに「能登ふぐ」のからあげ販売があります。
主に県内外のフェスやイベントで出展販売を行い「能登ふぐ」を広める活動をしています。

まず「能登ふぐ」についてご存知でしょうか。
石川県は全国屈指の天然ふぐの漁獲量を誇り、能登沖で水揚げされた天然ふぐのみ能登ふぐ事業協同組合によって「能登ふぐ」としてブランド化されています。
能登の近海で獲れる・鮮度の高い・品質管理にもこだわった「能登ふぐ」の味は絶品です。
しかしブランドの認知はまだ低く、意外なことに地元でもあまり消費されていないという現状があります。

岡田氏自身も、実際に「能登ふぐ」を味わい、その美味しさに感動し、この現状を変えたいという想いから「ふぐから」事業を立ち上げました。
漁業関連の企業ではないノラスが「能登ふぐ」を取り扱うことには「想い」だけではない理由があります。それは、企業のビジョンであるIT×能登創生の観点によるものです。
異なる分野のIT企業のノラスだからこそ、まだ広く知られていない、魅力が伝えきれていない能登の特産物にできるアプローチがあると岡田氏は語ります。
それはノラスが持つITスキルやデザイン力、そして発信力を活かし、今までになかった表現や手法でより能登の魅力を広げるということです。

能登ふぐの販売を通して認知の拡大や販売する手法を実践し確立していくことは能登創生のモデルとも言え、地域の活性化に貢献できると考えています。ノラスは能登ふぐ事業協同組合にも加入しており、地元と連携しながら取り組みを進めていきます。
ノラスには今後も事業を拡大する構想があり「ふぐから」から能登の魅力を伝える挑戦は続きます。

本プロジェクトで取り組みたいこと

「ふぐから」事業を開始して約1年、販売は好調でイベント出展時には地元のお客様から反響をいただくようになり、やりがいと認知拡大の手応えを感じています。
次のステップとして情報の発信、販売機会を増やすために地盤を固めるタイミングです。
しかし現状は人員に余力がなく、営業担当の宮澤氏がイベント出展に関わる全般の業務を兼任しており、業務が属人化してしまっています。
本プロジェクトでは、イベント販売の実務を通して運用面を整え、情報発信に積極的に取り組みます。
具体的に取り組みたいことは下記の通りです。

A.販売の運用を整理
 ・業務フロー、マニュアル作成
B. 情報発信
 ・認知拡大のためのアイデアを柔軟に考える
 ・アイデアをもとに、情報発信を実践する

「能登ふぐ」を能登を代表するブランドにするための第一歩。
社員に寄り添い、同じ目線で楽しみながらプロジェクトを推進するメンバーを募集します!

プログラム要項

期待する成果

【定性面】
・運営マニュアルを整備して引継ぎマニュアル作成など、運営面の基盤をつくること
・自由な発想でPRのアイデアを出しながら認知を広めるための発信活動を行うこと
・今後もインターン生受け入れの体制づくりを整えていくための取り組みを行うこと
【定量面】
・月2回以上の情報発信(メディアは問いません)
・月1回以上のイベント出展販売や認知アップに関わる活動

仕事内容

【STEP1】<能登、ノラス、能登ふぐを知る>(1ヶ月程度)
■ノラスの事業、地域、商品を知り理解を深めるためのリサーチ
 例)街歩き、事業者、関係者に検索しても出ない話をヒアリング、イベント販売の見学・補助で現場を感じる

【STEP2】 <イベント販売の運営を整える>(1ヶ月程度)
■マニュアル作成
 ・運営マニュアルによる明文化。業務改善と標準化を行う
  例)受発注と在庫管理、業務フローの作成、接客マニュアル作成など
■イベント出展販売の運営管理
 ・イベント販売の事前~事後までの業務の完遂

【STEP3】<情報発信の計画を練る>(1ヶ月程度)
■情報発信の計画
 ・各種メディアの活用
  例)チラシ、アンケート、自社HP、新聞取材、SNS、YouTube、配信サービスなど
 ・認知Upのアイデアを具体化
  例)販路開拓、祭りへ参加、ポップアップストアの出店、イベント、キャンペーン企画など

【STEP4】<情報発信の計画の実施と検証>(2ヶ月程度)
■情報発信の実施
 ・イベント前後の情報発信
  例)出展前後の報告、記録と発信用の写真動画撮影など
 ・情報発信の効果測定
  例)アンケート集計、SNS投稿の閲覧数やフォロワーの推移を計測
■情報発信の修正・改善
 ・ノラスメンバーと情報発信の戦略会議を行い、計画をブラッシュアップ

【STEP5】<活動のまとめ、引継ぎ、振り返り>(2週間程度)
■販売 実務面のまとめ
 ・引継ぎに必要な資料作成
  例)販売虎の巻の作成
■情報発信のまとめ
 ・効果的だった発信媒体や方法の把握
  例)SNS分析レポート、発信スケジュールカレンダー作成

■活動の振り返り
 ・今後のかかわり方について

得られる経験

■「なぜやるのか」を意識してプロジェクトを進める経験
■ 文章、写真、動画など日常的に活用しているツールを実際の仕事に活かす経験
■ 周りの方と信頼関係を築きながら仕事を進める経験
■正解のない問いに向き合い、対話を通して課題解決に取り組む経験
■ 企画、運営とプロモーションの実践経験
■実践現場のデザイン・ITスキルに触れる、学べる経験

対象となる人

■インターンの活動だけでなく余暇時間の「能登の過ごし方」に興味がある人
■ 情報発信やイベント出展への参加を積極的に楽しめる人
■ 少人数のチームで円滑にコミュニケーションをとれる協調性のある人
■ 与えられたタスクをこなすのではなく、アイデアを出しながら、チャレンジができる人
■イベント販売時に長時間、笑顔でいられる体力とメンタルがある人

期間 (長期) 2025年8月~の4〜6ヶ月 ※期間は相談可能
活動条件(目安) 頻度:5日程度
 ※宿泊施設:インターンハウスななお
→ 17,000円/月(共同食費生活費/水道光熱費ネット代込み)
活動場所 石川県七尾市 (その他の地域へのイベント出展販売あり)
募集人数 2人
活動支援金 あり

受入団体紹介

能登半島ではたらく、IT×能登活性化を目指す

ノラスは、能登半島ではたらく、IT×能登活性化を目指す会社です。
石川県七尾市の古民家を拠点に、能登半島を盛り上げるための活動をしています。

事業内容
 ■アプリ・ソフトウェア開発事業
 ・WEBアプリ、モバイルアプリの受託開発
 ・定額ホームページ制作サービス「情報システム部」

■能登創生事業
 ・一棟貸し古民家「古民家のらり」の運営
 ・イベント企画・運営(能登ふぐのからあげ販売)

 

団体名称 合同会社ノラス
事業内容 webサービス事業・能登創生事業
設立 2023年7月
代表者 岡田 渉
従業員数 4人

受入企業からのメッセージ

合同会社 ノラス 代表社員 岡田渉

ご覧いただき、ありがとうございます。
弊社では、IT×能登創生の取り組みを行っております。
自然に恵まれた能登半島という舞台で、地域の伝統や人の温かさを大切にしながら新しい価値を生み、日本中へ届けることが私たちの使命です。能登の魅力を未来へつなぐこの企画を、ぜひ一緒に歩んでいただければ幸いです。

(左)インターン受入担当者/宮澤 和喜 (右)代表社員/岡田 渉

プロフィール

岡田 渉
1997年埼玉県川越市生まれ。
23歳からデジタルノマドとして東欧を旅し、25歳で合同会社ノラスを設立。
マップを見ていて日本海側に突き出た能登半島に魅力を感じ、七尾市に移住。
移住後は、田舎生活を楽しみながらIT分野に取り組んでいる。