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2022.06.28
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【募集終了】能登半島の集落と移住者をつなぐ「春木集落の暮らしの手引き」編成プロジェクト!

集落に入り込み、移住者の助けとなる手引きを作成しよう!

毎度大人気の集落インターン!舞台は、「~自然・人情・祭りが生きる里~中能登町春木集落」。この夏、集落に滞在し、春木集落の「暮らしの手引き」を編成し、幸せな移住の道しるべになろう!

(過去の集落型インターンの様子)

歴史深き、先人たちの想いと知恵の活きる集落、それが春木。

石川県鹿島郡中能登町(なかのとまち)は、その名の通り、能登半島の中間に位置する人口約1万7千人の小さな町です。その中能登町に属する春木地区が今回の舞台!春木地区は、歴史が深く、縄文時代の住居遺跡からは、大昔から続いてきた人々の息遣いを感じます。
また、春木地区は、田園集落にも関わらず、珍しいことに川が通っていないことから、先人たちの知恵や工夫が凝らされた暮らしの記録も残っています。江戸時代には、川の代わりに、渓谷の山水を集めて「ため池」に貯蔵するため、手作業で1.8kmものトンネルを掘ったそう。
この集落で、”生きること”に懸命に向き合った、先人たちの強い想いを感じるエピソードです。

(春木地区の写真。真ん中に見えるのはため池)

減り続ける人口”このままじゃダメだ!”と立ち上がった移住促進座談会

そんな春木地区は、一時期は約800人もの人口がいる地域でしたが、今や人口減少の一途を辿っています。その影響から、子どもが主役の伝統曳山(祭り)は休止となり、草刈りをはじめとする環境保全活動の担い手確保が厳しくなってきました。そこで立ち上がったのが、春木地区移住促進座談会のメンバー!これからも元気で明るく笑顔溢れる春木であり続けたい…若者を集め活気ある祭りを続けたい…。そんな熱き想いを抱く住民や、総務省の地域創造アドバイザー、中能登町の職員で構成されています。
今回のインターンでは、移住促進座談会メンバーと共にプロジェクトを動かしていきます

(移住促進会のメンバー。左 移住促進座談会座長、平井さん 右 春木地区区長、久保さん)

謎おおき集落。移住者のための集落手引きを

移住促進会座談会では、昨年から計6回に渡る話し合いを重ね、春木地区の将来ビジョンや問題点を検討してきました。その中で、今後集落に必要なものとして挙がったのが、「移住者向けに集落暮らしのガイド本をつくる」こと。
当然、集落暮らしには、良い面も悪い面も両方あります。田舎への憧れや良いイメージだけではなく、リアルな地域の情報を事前に知った上で移住の意思決定ができること、また、移住後に、田舎ならではのルールに戸惑うことのないように、この集落の暮らしの情報をまとめておくことが必要だと考えています。

集落として、移住者を迎える姿勢や体制を整えることで、春木地区の魅力あるコミュニティに溶け込んでほしい。そのためには、先住者だけでなく「外から来た人の視点」を取り込むことが必要だと考え、今回インターン生の募集に至りました。

積極的に住民の皆さんとコミュニケーションをとりながら、移住希望者が集落に入り込めるような春木集落の暮らし(年間行事や地域のルールや慣習、制度など)の手引きをつくりましょう!春木の未来はキミの手にかかっている!

プログラム要項

期待する成果

集落の暮らしの手引の完成

完成品のイメージ:高階地区集落の教科書

仕事内容

▼《STEP0:research》地域の方からお話を聞いて、集落を知ろう!(1~2週目)
暮らしや活動の拠点となる中能登町春木地区周辺の土地勘・位置関係や住民の分布、土地の特徴、区内に存在する班ごとのルールなど地域の特性を掴んでいきましょう。同時に、集落において関係性づくりは肝心です。住民の皆さんに挨拶をしながら、地域を知っていきます。相手のことと自分のこと、互いを知ることで信頼関係を結びながら、地域との関係性を築いていきましょう!

▼《STEP1:”P”lan》ここがヘンだよ!を集めながら手引きの素案を考えよう!(1~2週目)
移住促進座談会と協力しながら記載すべきことを検討します。また、地域に入り込むなかで感じる”ここがヘン!”を洗い出しながら集落の暮らしの手引きに記載すべき内容の素案を練ってみましょう!今後、春木地区に移住してくる住人が最初にどんなことに戸惑うか、また移住希望者はなにを不安に思うのか、数日間の体験を交えながら考えていきます。

▼《STEP2:”D”o》集落の暮らしの手引きを作成してみよう!(3週目)
素案を元に集落の暮らしの手引きをカタチにしていきましょう。地域の方、移住希望者のどちらもわかるような内容を意識して実践しましょう。

▼《STEP3:”C”heck》地域の人に見てもらいフィードバックをもらおう!(4週目)
区長、班長に相談しながら地域の皆さんに内容を確認してもらいましょう!ヒアリングと違うことがあれば質問し、魅力ある手引きへとブラッシュアップして行きましょう。

▼《STEP4:”A”ction》集落の暮らしの手引きを作成、お披露目しよう!(5~6週目)
地域の方からのフィードバックを反映し、体裁やデザインを整えながら集落の暮らしの手引きを完成させましょう!できた手引きは、お世話になった地域の人たちにお見せし、インターンシップの成果を報告します。

得られる経験 ■能登里山集落の夏暮らし体験
■集落における暮らしの理解
■冊子作成の一連プロセスを実施する経験
■情報を収集する取材力と情報を整理、纏める能力
■多世代とのコミュニケーション力
対象となる人 ■ 色んな人と話すことが好きな人
■田舎暮らしに興味がある人
■文字を書くことが好きな人
■将来、プロデュースする仕事をしてみたい人
期間 ■8月10日頃~9月末の1.5ヶ月 ※具体の期間や日程は相談可能です。
活動条件(目安) ■ 参加形式:原則、現地での滞在/活動が必須条件となります。(オンラインは不可)
※インターン中の滞在先は、現地で用意します。詳細はコーディネーターに確認してください。
■ 活動頻度:週5日程度(オンライン授業との並行両立はスケジュールにより相談可能)
活動場所 〒929-1703 石川県鹿島郡中能登町春木ヘ14-45-1
春木区集会所
募集人数 2人  ※2人1組でのエントリーも大歓迎です!
活動支援金 なし

受入団体紹介

春木区の未来を担う移住者の促進

春木地区移住促進座談会は、これからも元気で明るく笑顔溢れる春木であり続けるため、また活気ある祭りを続けるために、その名の通り「移住者」を促進するため春木地区に熱き想いをもつ有志の住民により設立された団体です。また、住民の他にも総務省の地域創造アドバイザー、中能登町の職員が全面協力し日々春木地区の未来や、今後目指したい春木の姿を話し合っています。
現在では移住のみならず、地域の健康促進として「春木地区の散策ルート」の作成など地域の魅力向上のため様々なアイデア出しも行っています。

団体名称 春木地区移住促進座談会
団体目的 春木地区への移住者の促進
設立  ----
座長 平井 衛
会員数  ----

経営者からのメッセージ

代表/平井 衛

石川県能登の中央に位置する中能登町春木地区では、少しずつ少子高齢化の影響が出始めております。今回移住促進事業を活用し春木の将来の為、後世や移住者の方に春木に住んで良かった。春木に住んでみたいと思われる地域作りを目指しております。長い間住んでいると地域の良い風習がわからなったりします。そこで外部の方の目線で新たな発見をできる良い機会と考えておりますので、是非一緒に春木の良いところ、歴史・文化に触れて春木の魅力を楽しみたい方を求めております。

[プロフィール]
平井 衛(61歳)
60歳で定年退職し現在高齢者施設に勤務。 
中能登中学校バスケットボール外部コーチをしている。
長渕剛の大ファン2015年富士山麓オールナイトライブ参加
ライブを機に翌年2016年より若者の音楽発表の場として中能登音楽フェスタ開催、会長をしている。自ら弾き語りもできるように