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能登留学フォーラムVol.4
立春過ぎ、しばらくとても暖かな日が続きましたが、
まだまだ寒さに気を抜けません。
みなさま、初めましてインターン生のアラマキです。
平成25年1月19日(土) 七尾市役所にて
能登留学フォーラムVol.4「若者と育つ能登を目指して」が開催されました。
まちづくり関係者やインターン経験者、行政マン、主婦など様々な方々に
ご参加いただきました。
1.石川県における“域学連携”の取り組み
①七尾留学推進協議会 事務局長 森山 奈美 氏
能登留学3年間の歩みの中で、これまでの成果と課題が報告されました。
多くのプロジェクトが生み出されただけでなく、県内外から能登に関わる学生
が増え地域内のつながりを深めることができました。
②金沢大学地域創造学類 教授 佐川 哲也 氏
地域で働くことにより、地域を感じ、地域をマネジメントし、地域を発展させる
ことができる「地域創造力」を持った人材を育成する地域創造学類の理念に
もとづいて、“地域”で学ぶためのカリキュラムをつくってきた金沢大学の
取り組みが報告されました。
③金沢大学地域創造学類 准教授 眞鍋 知子 氏
金沢大学大学院の課題型インターンシップ(長期)で、3ヶ月のインターンを
行った学生の事例が報告されました。まるいもを使ったご当地グルメ「のみまる」
の活動を活性化させるプロジェクトと小松の中心商店街で若者がまちづくり
関連の取り組みに挑戦するプロジェクトで、地域の方々に支えられて、
学生たちは多くの学びを得ました。
2.地域がインターンを受け入れる意義
今回のフォーラムでは、日本で初めて長期インターンシップに取り組み、
2011年からは東北右腕派遣プロジェクト等を推進している、NPO法人ETIC.の
山内幸治氏を講師にお招きしました。
話題提供として東北右腕派遣プロジェクトのお話を交えながら、地域が
インターンシップを受け入れる意義について語られました。その一つに、
専門性を持っていないニートだった若者のエピソードがあります。
彼は当初、やる気を見せませんでした。途中「自分にも何かやらせてほしい」
とひたむきにがんばったところ、その姿を見た地元のおじちゃん、おばちゃん
方がその若者を手伝おうと立ち上がったのです。
彼のがんばりが地元の人が一歩踏み出すことを後押ししたのです。
その後、その若者は地元に戻り、実家を継ぐことを決意したそうです。
地域がインターンを受け入れることで、ただインターン生が経験を積むという
だけでなく地元の人が立ち上がり“誇り”を取り戻すきっかけをつくることも
できるのです。
3.若者と共に育つ能登を目指して
最後に、インターン経験者と七尾市民がディスカッションしました。
このディスカッションでひとつのキーワードとなったのは “祭”。
能登には青柏祭やキリコ祭をはじめ、本当に多くの祭りが存在します。
祭りはその “土地” に深く根付き、地域の人々のある種の原動力となって
います。祭り=“誇り” と考える人も少なくはないでしょう。
その一方で、担い手不足により “消えていく祭り” も存在します。
ディスカッションでは転居してきた、いわゆる「よそ者」が祭りに参加しづらい、
大きな壁を感じるといった意見や、お互いの “地域” への意識が強すぎて、
協力するという点では弱くなっているのでは、といった意見があがりました。
他方では、簡単に受け入れるのではなく “担い手になれる人” を見極めて
迎え入れるべきではないか、といった意見もありました。
祭りは一人ではできません。必ず地域ぐるみで “協力” します。
その中に、よそ者たちがどのように関わることができるのか。
それは、地域の課題を解決していくために、インターン生の力をどのように
活かしていくかというテーマにつながります。
地域の未来を描いていく時に、地域の住民だけではなく、能登に何らかの
つながりを持った人々が、そこに関わっていく。
すべての人が移住するわけではないが、能登とのつながりをつくることが
できる様々なプログラム(能登留学や社会人向けプログラム等)が有機的に
つながっていくことが望ましい、という意見が出されました。
能登の地域づくりに多様な人々が関わっていくイメージとして今年度、能登を
フィールドに活動を行った地域イノベーター養成アカデミー生から提案された
「定置網モデル」も紹介されました。
地域の担い手を考えるとき、“祭”が引き合いに出されることが能登ならでは
ですね。
フォーラム後、次の意見をいただきました。
●この地域に住む学生としても、地域活性の場が増えるのは良いと思う。(20代 学生)
●能登は”生活”は不便だが、”暮らし”はとても良いということを発信してほしい。(30代 自営業)
●自分の知らない能登や地域活性モデルなどを知れて、刺激を受けた。(20代 学生)
●インターン後、インターン生は留まってくれるのか。定着率をしりたい。(20代 会社員)
●地域の人たちともっと勉強し、ふれあう事が大切だと思います。(60代 主婦)
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
- セミナー情報
2012年能登留学セミナーの情報
能登留学セミナーのご案内です!
今回は金沢大学の施設内での開催になりますので、能登留学に興味のある金沢大学の皆さんはご参加検討してください!
能登留学セミナーでは
@能登留学とは?
@能登留学をはじめるまでに何が必要?
@能登留学はまだ参加しないけど、今の学生生活になんとなく不安が・・・
そんな疑問や質問を能登留学コーディネーターとの会話で解決していきましょう!
日程は下記になります。
6月第1週目から第3週目までの月曜日、水曜日で時間は17:30から始まります。
場所は変わらず金沢大学中央図書館2Fオープンスペースで行います。
予約は特に必要ありませんがお問い合わせフォームからご連絡いただければじっくりお話ができると思います!
能登留学お問い合わせフォーム
図書館に用事がある人も、勉強の息抜きにでも来てくださいね、お待ちしてます!
開催日時
6月4日(月)17:30~
6月6日(水)17:30~
6月11日(月)17:30~
6月13日(水)17:30~
6月18日(月)17:30~
6月20日(水)17:30~
開催場所
金沢大学中央図書館2Fオープンスペース
- お知らせ
2012年プロジェクト一覧に変更中!
年度が変わり能登留学事業も進化を続けています。
今まで募集を進めていたプロジェクトに検討を重ね、
より学生と地域のコミットが高まりソーシャルインパクトが起こせるものにブラッシュアップ中です。
プロジェクト内容が決定したものから更新していきますので、乞うご期待!
- お知らせ
3月開催!能登留学フォーラム2012 ~若者と拓く、能登の未来~

能登の企業をフィールドとした長期実践型インターン「能登留学」が
スタートして2年。若者が能登にもたらす影響と可能性が少しずつ
広がっています。私たちは、若者と共にどんな地域の未来を描くのか。
未来の子どもたちに向けて、どのような地域を残すのか。
【開催概要】
●日 時:2012年3月10日(土) 14:00~17:00
懇親会17:30~19:00
●会 場: 番伊 (石川県七尾市府中町239)
●参加費:フォーラムのみ参加無料、懇親会は実費(3,500円程度)です この事業は平成23年度内閣府「地域社会雇用創造事業」に採択された
ソーシャルビジネスエコシステム創出プロジェクトの一環として運営
されています。
●主催:七尾留学推進協議会・(株)御祓川
●後援:七尾市/七尾市教育委員会
●協力:NPO法人 ETIC.
─ 若者と共に拓く能登の未来は、どんな姿なのでしょう ─
2011年6月に、世界農業遺産に登録された「能登の里山里海」
地球の資源を大いに活かしながら、自然とともに、独自の文化を
育んできた”能登”には、これからの時代を生き抜くために、
大切にしたい哲学と暮らしが、息づいています。
一方、2011年3月11日の東日本大震災以降、私たちの社会が抱える
政治・経済・文化の歪みがますますあらわになり、大きな危機を
迎えています。にも関わらず、北陸に暮らしているとなんとなく
楽観的空気が漂っていることも現実です。
「私たちの社会はこのままではいけない。何とかしなければ。」
そこに自分の力を注いでいこうとする若者たちがいます。
「将来こんなことをやりたい。でも、まだぼんやりしている。」
今できることとして、インターンに挑戦する若者がいます。
彼らと共に、未来を考えることは、とても刺激的なことです。
私たちには、ひとつの仮説があります。
- 能登が大切にしてきたものの中に
これからの社会を変えていく
ヒントがあるのではないか -
「変われる地域・変わらぬ想い」
ぜひ、ご一緒に「若者と拓く能登の未来」を考えましょう!
━━━<主なプログラム(予定)>━━━━━━━━━━━━━━━
第一部:能登留学 初級・中級 事例紹介
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●大学連携短期インターンシップが地域にもたらすもの
金沢大学・法政大学・名古屋市立大学のカリキュラムとして
実施された短期インターンシップのプログラムが、地域にとって
どのような影響をもたらしたのか。あるいは、今後、どのように
地域と大学が連携していく可能性があるのか。
その方向性を探ります。
●長期実践型インターンシップ「能登留学」の事例紹介
最低3ヶ月間という長期実践型で学生がプロジェクトに携わり
企業や地域にどんな影響が出たのか。そこで、学生はどのように
育ち、地域とどのような関係を結んできたのか。
2年間の能登留学の実例から、その意義と可能性に迫ります。
第二部:総合ディスカッション「若者と拓く 能登の未来」
──────────────────────────────
若者と共に地域を育むという活動をどのように発展させていく
べきなのか。人口減少、高齢化という実態のなかで、何に価値を
置きながら地域の未来を拓いていくのか。
東日本大震災以降、大きく価値観が転換するこの時代に求めら
れる私たちの地域づくりのあり方について話し合います。
事前のお申し込みは<お問い合わせフォーム>からお願いします
━━━<お問い合わせ>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
能登留学事務局 株式会社 御祓川(みそぎがわ)担当:上田・春木
〒926-0804 石川県七尾市生駒町16-4
TEL:0767-54-8866 / FAX:0767-53-4811
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能登留学マッチングフェア2011を開催しました
能登留学マッチングフェア2011Winter 開催!
1、能登留学OBの語る、社会を変える現場とは
能登留学の長期実践型インターンに挑戦した先輩たちから
まだ挑戦の一歩を踏み出せていない人たちに向けてエール!
あなたの身近なところに、ヒーローがいた!
2、社会を変えるとは?チャレンジ講演会
能登以外の地域で様々なソーシャルインパクトを起こしてきた講師の方に
就職とは、社会を変えるとは、これからチャレンジすべきことについて
あなたのチャレンジに役立つお話をしていただきます!
3、受入担当者から聞ける、能登留学プロジェクトのホントのコト
能登留学で参加できるインターンプロジェクトの紹介と
日本の最先端能登で働いている仕事人の話が直に聞けるチャンス!
事前申込はここをクリック!
地域仕事づくりチャレンジ大賞の結果
北信越代表に選出された能登留学修了生第1号の甲斐一生くんですが
9月9日(金)に行われた「地域仕事づくりチャレンジ大賞」にて学生部門優秀賞を受賞しました!
「希望が湧き出す」「仕事づくり」という2つのテーマから
甲斐くんの挑戦してきたどんたくでのインターンプロジェクトを
「人の繋がりを生むスーパーマーケット」という新しい価値の提案としてプレゼンテーションしました
インターン修了後も七尾に残り、
「何のために学ぶのか、自分の夢は何なのか」を考える塾の企業を目指して独自の修行を続けてきました。
その修業も8月末で終了し、今は地元の九州に帰り残りの学生生活をしっかり勉強する時間にするそうです!
能登留学ニュース!
夏が過ぎて、風が涼しく気持ちいい季節になってきました!
今年の夏は長期と短期のインターンシップ生がたくさんチャレンジしていましたのでご紹介します!
◆金沢大学まちづくりインターンシップ
金沢大学地域創造学類の学生36名が石川、富山、長野の各地域団体にインターンし地域課題解決の提案を行うのが本プログラム
地域の人達と密接に関わるインターンのため、しばしば現場の厳しい声も・・・
大きな学びや気づきを提案発表にぶつけています!
◆金沢大学SB体験実習
金沢大学SB体験実習ゼミ型短期インターンシップ
能登島で行った絆を深めるためのオリエンテーション合宿に始まり、地域での課題解決を短期密着で推し進めるのがこのプログラム
短い間の共同生活で人との関わり方を職場でも家でも感じます
◆長期実践型インターンシップ能登留学
能登留学のメインプログラム、長期実践型インターンシップ
今年度4月からはなんと4人の学生が参加です、第3期初の修了生も出ました
それぞれのフィールドで日々奮闘中です!
◆地域仕事づくりチャレンジ大賞
いよいよ今週に迫りました9月9日(金)地域若者仕事づくりチャレンジ大賞本戦出場!
能登留学修了生第1号の甲斐くんはプレゼン準備を進めていました!
途中能登から九州への引越しを挟むなどハードなスケジュールでしたが、本戦まで気を引き締めてがんばろう!
ザザーッと紹介した能登留学の夏でしたが、本当に色々な現場で学生の学び、受け入れ団体の革新、地域との絆が生まれていたのではと感じています。
能登留学の慌ただしい夏(もう秋ですが)はまだまだ続く!
- イベントレポート
短期インターンシップぞくぞく参加しています!
そろそろ夏が終わりを告げそうですが、能登留学の熱い夏はまだまだ続きます!
法政大学地域研究センター主催授業「地域貢献・課題解決教育」を受講している7人の学生が能登留学初級に参加しました。
インターン受け入れにご協力頂いた企業は以下の三社です。
・株式会社スギヨ
・七尾自動車学校
・和倉温泉多田屋
学生の活動意欲に応えるべく素敵な成長のフィールドを用意してくださいました!
インターン最終日の報告会には多くの参加者が集まり、熱い議論が交わされ能登の彌榮を感じました!!
たくさんの気づき学びを持ち帰って笑顔で帰って行きました。
東京に帰っても学ぶ姿勢と地域へのを忘れずに!