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2025.12.05

    能登半島最先端の道の駅、その知られざる誕生秘話に迫る!道の駅の未来へつながる小さな歴史書をつくろう!

    能登半島地震後、経営主体も変わり、再スタートしたこの道の駅がこの先地域で果たしていくべき役割とは何か。地域住民やキーパーソンに話を聞きながら、道の駅の歴史を探る中で、そのヒントを得ていきます。

    このプロジェクトについて

    ■ 「さいはて」と呼ばれる能登半島の最北端の町。
    一昨年、最大震度7の大地震に見舞われた能登半島は、9つの市町から成る日本海側最大の半島です。今回プロジェクトの舞台となるのは、半島の先端に位置する珠洲市の中でも最北に位置する漁村「狼煙地区(のろし)」。その立地から、「さいはての地」と呼ばれ、ちょうど外浦と内浦との接点に位置することから、狼煙地区にある禄剛崎岬は「海から昇る朝日と、海に沈む夕陽」が同じ場所で見れることで有名です。
    また、約50世帯100人が暮らす狼煙地区は、大地震の激しい揺れに続いて津波も到達した地域ですが、地域住民のつながりと日頃の訓練から、1人も犠牲者を出すことがなかった地域としても知られています。

    ■ 幻の大浜大豆を復活-地豆腐をつくる「道の駅狼煙」。
    そんなさいはての地にある、観光客と地元民の憩いの場「道の駅狼煙」は、2010年にオープンした地元出資の小さな道の駅です。インターンの受入先であるこの道の駅を語る時、欠かすことができないのが”地豆腐を巡るストーリー”。この地域に暮らす1人のおじいさんが長く守り育ててきた幻の大豆-大浜大豆から作られる、甘みとコクが強いお豆腐や豆乳ソフトクリームが看板商品です。能登半島地震の被災により長らく営業が出来ずにいましたが、運営会社も刷新され、2025年5月にようやく再開することができました。

    ■ 未来の道の駅を描くために、歴史を紐解く。
    運営会社も新しくなったことから、「どんな道の駅が求められているのか」「どんな道の駅を目指していけると良いだろう」という問いに向き合う必要があります。しかしながら、そもそもどのような思いがあって、この道の駅が生まれ、現在まで続いてきたのか、その歴史が謎に包まれています。そこで、今回のインターンでは、狼煙地区の一員として暮らしながら、地域住民や地域のキーパーソンに話を伺い、道の駅がどのような思いから生まれ、どのように地域から愛されていったか、その歴史を探っていきます。
    未来のヒントは過去に眠っている―道の駅誕生秘話を探りながら、共に道の駅の未来を描きましょう!

    プログラム要項

    仕事内容【STEP1】<狼煙地区・道の駅狼煙の現在地を知る>(1ヶ月程度)
    道の駅隣のコミュニティスペースで定期開催される住民の集まりに参加しながら、地域住民と関係を築いていきます。また、道の駅の接客や運営の手伝い、お客様へのアンケート調査を通じて、道の駅の現在地を確認します。
     
    【STEP2】<道の駅の歴史のアウトラインを引く・道の駅の魅力発信>(1ヶ月〜1.5ヶ月程度)
    狼煙地区や道の駅に関する資料に当たりながら、大まかな歴史年表を作ります。
    また、STEP1で感じた道の駅の魅力を、Instagramや月一の「道の駅通信」で発信します。

    【STEP3】<住民やキーパーソンへのヒアリング調査>(2ヶ月程度)
    道の駅に関わった人々の思いが詰まった歴史年表を作るために、地域住民やキーパーソンに、道の駅誕生当時の話や、現在の道の駅に求めることについてヒアリング調査します。

    【STEP4】<歴史年表の完成>(1ヶ月程度)
    STEP3で収集した情報をもとに、道の駅狼煙の歴史を写真付きレポートとしてまとめます。
    STEP1のアンケート調査と、歴史調査で得た情報をもとに、道の駅狼煙の商品やサービス改革案を提言します。
    インターン生に期待する成果・地域住民と関係を築きながら、道の駅の歴史を探っていく過程で、道の駅に求められている役割が明確になっている。
    ・お客様100名へのアンケート
    ・Instagramの週1投稿
    ・月1の道の駅通信の発信
    ・道の駅の歴史や、受け継がれた人々の思いが、写真付きのレポートとして形に残っている。
    インターン修了時に得られる経験・能登半島地震の被災地において、復興に向けて取り組む道の駅の現場に関わる経験
    ・「企業」としての道の駅だけでなく、地域住民とのつながりを深める経験
    ・目の前の人や地域のために、自分にできることに真剣に向き合う経験
    ・自らが調査主体として、一地域・一企業の歴史を探っていく経験
    ・地域の顔の見える関係の中で暮らす経験
    対象となる人【募集人数:1人】
    ・人や地域に関心があり、人と接することが好きで、人の喜びを自分の喜びとできる人
    ・将来、地元や地方で地域づくりに関わる仕事を目指している人
    ・自分の与えられた役割を認識し、主体的に動ける人
    ・地域や会社の歴史に関心がある人
    活動条件参加型:住み込み(シェアハウス)
    活動期間:(長期)2026年4月~2026年9月までのうち4〜6ヶ月 ※期間は相談可能
    活動時間:8:00~19:00のうち8時間程度(週5日)
    交通費:現地までの交通費は自己負担(宿泊先から活動場所までは徒歩圏内)
    宿泊費:1万円
    ※食費やそのほかの生活費は自己負担となります。
    活動場所活動場所:道の駅狼煙(石川県珠洲市狼煙町テ 部11)
    部屋:シェアハウス
    食事:自炊可。スーパーまでは車で20分。道の駅付近に移動スーパー来る。
    活動支援金月3万円 

    団体の紹介

    ともだちプラットフォーマーこみんぐる

    事業を通じて「人をつなげる・ともだちをつくる」、そして人の才能や知見をmingleする。
    私たちはそれを『ともだち業』と呼んでいます。
    株式会社こみんぐるは、社員数は少ないですが、副業人材など人を巻き込みに巻き込んでいるのが特徴的です。地域社会の持続的な発展に貢献し、100年後も家族で暮らしたい・働きたい地域をつくることをミッションにして活動しており、現在、事業は宿泊事業(旅音)、研修事業(Workit)、奥能登事業(現代集落、継音、道の駅のろし)の3事業です。

    ここ数年、メディアで報道されまくっているので石川県では小さいけれど名の知れた企業の1つかも知れません。自由な社風で、清潔感があれば服装や髪色など自由。社員は役割に沿ってそれぞれのスタイルで、自分の強みを生かし働いています。その代わり目的志向、目標達成にこだわるため厳しい面もあるかもしれませんが、みんな個性的で楽しい仲間です。

    代表者 林 佳奈
    設立 2018/02/01
    従業員数 4名
    ホームページURL https://comingle.jp/
    住所(郵便番号なし) 石川県金沢市本町2丁目6-23

    受け入れ団体からのメッセージ

    今回は、能登半島のさいはて「道の駅のろし」で一緒に運営しながら活動してくれる留学生を募集しています。2021年から奥能登の珠洲市真浦町で「現代集落」の活動や、能登半島地震後にお家を修繕しシェアハウスとして貸し出す「継音(つぐね)」の実績がきっかけで、「道の駅のろし」の経営を2025年4月より任されました。地元の方に愛され、交流の場となっているこの場所を皆さんと一緒に盛り上げていくため、力を貸してください。正直・誠実であり、明るく自己成長を求める方、大歓迎です!このプロジェクトを通して、大きなギフトを持ち帰ってもらえたら嬉しいです。

    道の駅のろしマネージャー/荒井智恵子

    富山県富山市出身。株式会社こみんぐる社員。
    東京女子体育大学(ダンス専攻)を卒業後、スポーツイベント会社勤務(プロゴルフトーナメント運営担当)。エコロジー化粧品の販売を経て、環境・健康意識が芽生え、マクロビオティック料理教室でマネージャーとして勤務。海外でも料理を学ぶ。帰国後、富山県氷見市へ移住し、地域おこし協力隊で空き家を改修しコミュニティスペースを作りフード担当として運営。
    協力隊任期後、2019年より金沢のこみんぐる社員。新規事業に関わる事が多く、これまで経験してきたことを生かし、現在は奥能登事業担当者。金沢、珠洲の2拠点を行き来している。