OBOGインタビュー第2弾、三本木さん【後編】です。
なぜ彼女は再び能登へやってきたのでしょうか?
【前編】はこちらから
自分の成長を確認する場は、能登しかなかった。
ー 少し足が遠のいていた能登へ、もう一度来ることになります。一番の理由は?
「ずっと、1年生のときに力になれなかったことが引っかかっていて、、、就活が落ち着いて何かやりたいと思ったときに、能登へもう一度行くことが頭に浮かびました。また、当時のことを考えると後悔ばかりではなくて、例えば、同期のインターン生と夜な夜な熱く語り合ったインターンハウスの生活とか、そういうのをもう一度経験してみたいなって思ったのも理由の1つです。」
ー そして4年生の夏休み、まいもん処いしり亭のプロジェクトへ参加します。
「はい。今回もプロジェクト内容にこだわりは無かったのですが、元々は長期(6ヶ月)間で遂行するプロジェクトでしたので、今の自分の成長を確認するにはいい機会であると感じて選びました。」
ー プロジェクトを進めてく上で苦労したことはありましたか?
「海外マーケティングという言葉が漠然としすぎていて、何から手を付けていいのか最初わからなかった。最終的には、ヒントを貰いながら導いてもらったことで、英語メールを送る、店舗を検索して増やすなどのアプローチが分かってきて進めることができましたけど。」
ー 2度目のインターン、企業への向き合い方で変化はありましたか?
「物怖じしないこと、ですかね。1年生のときは、イベントの意義に疑問を感じてもそれを支配人(受入担当者)に言えなかった。物怖じせずにはっきりと企業側に働きかけれるようになったのは、自分にとって大きな成長でした。」
わざわざ2度も…そう感じる人もいるかもしれません。
でも彼女は、2度参加したことで自身の成長を実感することができたのです。
そんな三本木さん、実は2度目のインターンが終わってからも継続的に能登へと訪問をすることになります。
三本木優希 卒業論文
1度目は後悔。2度目はバイバイする寂しさを得たインターンシップ。
ー インターン終了後も能登に定期的に訪問されてます。その目的は?
「卒業論文のテーマとして、いしり亭は非常に面白い研究材料になると思ったからです。経営改革はどうしても経営者にフォーカスされがちですが、実行するのは現場で、現場の力が重要であると思っていたので。いしり亭には、その現場があって、、、後で数えたら57日間も観察していました。あと、このタイミングでバイバイするのが寂しくて関わりを持ち続けたかったのもあります。笑」
ー 1回目のインターンのときと、終わってからの感じ方が違いますよね。
「改めて、来て良かったと思っています。来てよかった。4年の夏という貴重な1ヶ月半を費やせてよかった。」
ー なぜそう感じることができたのですか?
「最終報告会や最終セッションなどで私が提案したことに対して、企業側のメンバーが、一若者の意見をちゃんと受け止めてくれたからです。1年生のときにはできなかった、人を巻き込むということができたからでしょうか。」
2度のインターンシップ、そして卒業論文の作成と、結果的に能登にどっぷり関わることになった三本木さん。
最後に、何度も訪れている彼女だからこそ感じる能登留学の魅力を聞いてみました。
変わらない、熱い想いを持った人が集う場所
ー 先ほどインターンハウスの話がでましたが、1年生のときと4年生のとき、3年間で何か変化はありましたか?
「なにも変わりはなかったです。3年経っても変わらず、熱く夢を語ることができる場所でした。2回目は、20歳を越えたという自身の変化があったので、お酒を飲みながら語らうことの重要さがわかりました。笑」
ー ちなみにお酒に合う、能登のおつまみで一番好きなものは?
「くちこです。笑」 ※なまこの卵巣を平たく干した、能登の高級珍味
ー 渋いですね!それでは最後に、後輩たちには、どのタイミングでのインターンをおすすめしますか?
「自分は”学ぶよりも実践派”だったため、実践に飛び込んだら学びがまだまだ足りないことを知りました。逆の人もいると思いますが、とにかく自分が足りないことに気付くためには、少しでも早めに行った方がためになると思います。」
ー ありがとうございます。そのとき、能登留学の魅力をどんな言葉で伝えますか?
「『だれかと本気でチャレンジしたい』、そう思う人におすすめしたいです。能登留学には、本気な学生をちゃんと支えてくれる体制があって、本気で向き合ってくれる人がいるので。」