住民のワクワクを創出!廃校となった小学校舎の活用プラン作りに挑戦!
2018年4月、七尾市高階(たかしな)地区に地域おこし協力隊として着任した任田和真さん。
昨年の夏にはじめてインターン生を受け入れ、移住者と地域住民をつなぐ「集落の教科書」に挑戦し、
完成版の出版が話題になりました。
今夏は第2弾インターンとして、廃校になった小学校校舎の利活用プランづくりに挑戦です!
【募集の背景】
石川県七尾市高階地区は、9町370世帯人口約1000名からなる能登半島の田舎まちです。
「なんにもないところ」地域の方みんなが口をそろえて言う通り、
ここには、山らしい山も、海も、特産品も産業も「ありません」。
しかし、なかなか目には見えませんが、”地域コミュニティ(つながり)の強さ”が唯一大きな強みです。
地域のサークル活動も活発で、踊りや太鼓・女性会など多様な活動を通し、コミュニティ内の支え合い、助け合いの精神が築かれています。
しかし、昨今の少子高齢化社会の中で、当地区も高齢化率が40%を超え、いわゆる「後継者不足」が近々の課題として浮き彫りになってきています。
地域内の小学校、幼稚園も昨年度で廃校になり、ますます高齢化が進行する一方です。これは七尾を含む能登半島全域に共通する問題ですが、地域の外から人を呼び定住を促していく必要があります。
たかしな地区活性化協議会の拠点が、廃校となった小学校校舎に移転します。
たかしな地区活性化協議会は、現在、地域内の公民館に事務所があり、
普段は公民館の施設運営に加えて、地域イベントや自治活動の窓口業務をしています。
新たな展開として、今年の秋には事務所を、2018年3月に廃校となった小学校校舎に移転することになりました。
廃校と言えども、まだまだ使えるキレイな校舎は貴重な地域資源と言えます。
活用次第で、きっとどんな場所にもなるでしょう。
昨年の夏には、任田さんを中心に、この廃校を舞台に某TV番組「逃走中」をパロディした、「廃校中」という地域イベントを開催。総勢100名の参加者(小学生)とボランティア(地域の大人たち)で見事大成功をおさめました。
今回のインターンでは、地域の人達と一緒に、この廃校の活用プランをつくります!
目指すは地域コミュニティのモデル化!地域コミュニティの強さを活かした場所にしたい!
廃校の利活用の方針は、この地域の強みである”地域コミュニティ”の強さを活かした場づくり。
地域住民が日常的に出入りをしたくなる場をつくることで、コミュニティが見える場所に、地域のコミュニティの強さを体現している場にしたいと考えています。
移住の里として、今後も積極的に移住者を受け入れていくにあたって、移住検討者にとっても、
住民と出会えたり、コミュニティの強さを感じられる場所があることは、安心材料になるはず。
「集落の教科書」に続いて、住民と住民同士を、住民と移住者をつなぐ場所づくりを一緒に挑戦しませんか?
小学校の利活用プランづくりにあたっては、住民の「こんな場所があったら行きたい!」「そんな場所があるなら、こんなことをしたい!」をヒアリングしたり、ワークショップをしたりして引き出します!それらを元に、廃校の利活用プランを練っていきますよー!!
プログラム要項
期待する成果 |
①住民の「やりたい!」の吸い上げ:ヒアリングやワークショップの開催
②廃校を活用した事業モデルの提案
③日々の情報発信:たかしな地区活性化協議会HPに掲載する記事をライティング!
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仕事内容 |
【STEP.1 集落に入り込もう!】
活動と暮らしの拠点となる高階地区をまわり、位置関係や住民の分布、土地の特徴など、それぞれの地域の特性を掴みましょう。同時に、住民や区長・地域づくり協議会などお世話になる方々への挨拶回りを通して、地域へ入っていきます。相手の事を知るだけでなく、自分の事も知ってもらい、地域との関係性を築く最初のステップです。
【STEP.2 地域住民の「やりたい!」を吸い上げよう!】
現実可能性は問わずに、「地域住民のやりたいことリスト」を作成します。そのために、住民にヒアリングをしたり、ワークショップをしたりして情報を収集しましょう。
【STEP.3 地域内外に向けて情報を発信しよう!】
高階地区でのまちづくりの様子や地域の魅力を、地域内と地域外に向けてそれぞれ発信します。SNSでの日々の情報発信と、HPに掲載する記事のライティングを行います。
【STEP.4 事業モデルを提案しよう!】
STEP2~3を通して得た情報を元に、住民のやりたいをカタチにする+廃校の活用案を考えます。インターンの最後には集落向け発表会を実施するので、考えた案はそこで発表します。 |
得られる経験 |
・能登の田舎暮らし体験(夏バージョン!)
・地域の想いが詰まった小学校(廃校)の利活用プランづくりで地域に貢献する経験
・集落に住み込みながら地域住民と関係性を築き、地域に入り込んでいく経験
・たくさんの”誰か”の想いを吸い上げてカタチにしていく経験
・仕事や暮らし、人びととの出会いを通して、自分らしいキャリアデザインを考える経験 |
対象となる人 |
・将来、地域をテーマにした/フィールドにした仕事や暮らしかたをしたい人
・年代を問わずはじめましての人々との関係性づくりにわくわくしながら取り組める人
・「自分だったらどうするか?」を基本にモノゴトを考えて行動出来る人
・田舎暮らしに身を置きながら働くことと暮らすことの両面で自分のキャリアを考えたい人 |
事前課題 |
※別途お知らせします。 |
期間 |
2019年8月~9月の1.5ヶ月間 |
活動条件(目安) |
休暇期間中:週5日程度
滞在宿泊先:集落内の移住体験用住宅 ※家賃はかかりません |
活動場所 |
七尾市高階地区 |
活動支援金 |
なし |
受入団体紹介
団体名称 |
たかしな地区活性化協議会 |
代表者 |
宮崎 吉春 |
担当者 |
任田 和真 |
経営者からのメッセージ
この時代だからこそ、「”ひと”と生きること」に向き合おうぜ!
昨今インターネットや人工知能の発達により、SNSやアプリを駆使し多種多様なコミュニケーションの手段が産まれました。通貨を介さずにどこでもお買い物ができたり、実際に行かなくても世界中の景色を簡単に見れたり、もはやスマホがあれば普段の生活を送ることができ、インターネットがあればどこでも仕事ができる時代になりました。
フレキシブルで多様性が認められる社会になり、仕事に対する価値観も様々だと思います。
でも忘れてはいけません、顔を見合わせて会話をする。
田舎で暮らし、とにかく聞きまくって取材をする。
学び多き、気づき多き、友達多き楽しい1か月になることを僕が保証します。
「これが果たしてインターンなのか!?」と僕自身正直思うことはありますが。笑
資格や、学力は全く必要ありません。
お話しするのが好きで、自然が好きな方なら誰でも大歓迎。
今年は能登の田舎で、一緒にアツい夏を送りましょう!
担当:任田 和真(とうだ かずま)
1991年8月3日生まれ(今年28歳)
石川県小松市で生まれ育つ。
教員だった両親にあこがれ、体育教師を目指し東京の大学に進学。
サッカー部に所属しサッカーに明け暮れる学生生活。
21歳のころ、『地球6周しました』と話す地球一周の船旅ピースボートの職員と出会い、
『サッカーしかしてこなかった先生』じゃなく『地球一周したことがある先生』になろうと決意。
大学卒業後フリーターを経て、ピースボート地球一周の船旅に参加。
105日間でアフリカ、南米中心に南半球をめぐる約20か国を旅した。
南アフリカ共和国で人種隔離政策アパルトヘイトが行われていいた当時の黒人居住区でホームステイや、
世界最大の塩の湖、ウユニ塩湖で人生の最大の感動を経験。
その後NGOピースボートに就職。NGO職員として約三年間勤務した。
主な仕事としては、
『ボランティアコーディネート』
『サッカーは世界をつなぎ世界を変える ピースボールプロジェクト』
『支援物資国際協力プロジェクト』『船内企画イベント』
『各国観光・交流ツアー添乗員』 などを行ってきた。
25歳の時、二度目の地球一周に職員として参加。
105日間で、ヨーロッパ、北欧を中心に北半球をめぐる約25か国を旅した。
これまでに地球二周、北は北極、南は大陸最南端を含め約50か国を旅した。
モットーは『金持ちじゃなくて、人持ちに』。
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