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2013.02.07
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  • イベントレポート

能登留学フォーラムVol.4

立春過ぎ、しばらくとても暖かな日が続きましたが、
まだまだ寒さに気を抜けません。
みなさま、初めましてインターン生のアラマキです。

 

平成25年1月19日(土) 七尾市役所にて
能登留学フォーラムVol.4「若者と育つ能登を目指して」が開催されました。

まちづくり関係者やインターン経験者、行政マン、主婦など様々な方々に
ご参加いただきました。

 

1.石川県における“域学連携”の取り組み

①七尾留学推進協議会 事務局長 森山 奈美 氏
能登留学3年間の歩みの中で、これまでの成果と課題が報告されました。
多くのプロジェクトが生み出されただけでなく、県内外から能登に関わる学生
が増え地域内のつながりを深めることができました。

 

②金沢大学地域創造学類 教授 佐川 哲也 氏
地域で働くことにより、地域を感じ、地域をマネジメントし、地域を発展させる
ことができる「地域創造力」を持った人材を育成する地域創造学類の理念に
もとづいて、“地域”で学ぶためのカリキュラムをつくってきた金沢大学の
取り組みが報告されました。

 

③金沢大学地域創造学類 准教授 眞鍋 知子 氏
金沢大学大学院の課題型インターンシップ(長期)で、3ヶ月のインターンを
行った学生の事例が報告されました。まるいもを使ったご当地グルメ「のみまる」
の活動を活性化させるプロジェクトと小松の中心商店街で若者がまちづくり
関連の取り組みに挑戦するプロジェクトで、地域の方々に支えられて、
学生たちは多くの学びを得ました。

 

2.地域がインターンを受け入れる意義

今回のフォーラムでは、日本で初めて長期インターンシップに取り組み、
2011年からは東北右腕派遣プロジェクト等を推進している、NPO法人ETIC.の
山内幸治氏を講師にお招きしました。

 

話題提供として東北右腕派遣プロジェクトのお話を交えながら、地域が
インターンシップを受け入れる意義について語られました。その一つに、
専門性を持っていないニートだった若者のエピソードがあります。

彼は当初、やる気を見せませんでした。途中「自分にも何かやらせてほしい」
とひたむきにがんばったところ、その姿を見た地元のおじちゃん、おばちゃん
方がその若者を手伝おうと立ち上がったのです。
彼のがんばりが地元の人が一歩踏み出すことを後押ししたのです。
その後、その若者は地元に戻り、実家を継ぐことを決意したそうです。

地域がインターンを受け入れることで、ただインターン生が経験を積むという
だけでなく地元の人が立ち上がり“誇り”を取り戻すきっかけをつくることも
できるのです。

 

3.若者と共に育つ能登を目指して

最後に、インターン経験者と七尾市民がディスカッションしました。
このディスカッションでひとつのキーワードとなったのは “祭”。

 

能登には青柏祭やキリコ祭をはじめ、本当に多くの祭りが存在します。
祭りはその “土地” に深く根付き、地域の人々のある種の原動力となって
います。祭り=“誇り” と考える人も少なくはないでしょう。
その一方で、担い手不足により “消えていく祭り” も存在します。

ディスカッションでは転居してきた、いわゆる「よそ者」が祭りに参加しづらい、
大きな壁を感じるといった意見や、お互いの “地域” への意識が強すぎて、
協力するという点では弱くなっているのでは、といった意見があがりました。
他方では、簡単に受け入れるのではなく “担い手になれる人” を見極めて
迎え入れるべきではないか、といった意見もありました。

 

祭りは一人ではできません。必ず地域ぐるみで “協力” します。
その中に、よそ者たちがどのように関わることができるのか。
それは、地域の課題を解決していくために、インターン生の力をどのように
活かしていくかというテーマにつながります。
地域の未来を描いていく時に、地域の住民だけではなく、能登に何らかの
つながりを持った人々が、そこに関わっていく。
すべての人が移住するわけではないが、能登とのつながりをつくることが
できる様々なプログラム(能登留学や社会人向けプログラム等)が有機的に
つながっていくことが望ましい、という意見が出されました。

 

能登の地域づくりに多様な人々が関わっていくイメージとして今年度、能登を
フィールドに活動を行った地域イノベーター養成アカデミー生から提案された
「定置網モデル」も紹介されました。

 

地域の担い手を考えるとき、“祭”が引き合いに出されることが能登ならでは
ですね。

 

フォーラム後、次の意見をいただきました。

●この地域に住む学生としても、地域活性の場が増えるのは良いと思う。(20代 学生)
●能登は”生活”は不便だが、”暮らし”はとても良いということを発信してほしい。(30代 自営業)
●自分の知らない能登や地域活性モデルなどを知れて、刺激を受けた。(20代 学生)
●インターン後、インターン生は留まってくれるのか。定着率をしりたい。(20代 会社員)
●地域の人たちともっと勉強し、ふれあう事が大切だと思います。(60代 主婦)

 

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

2011.08.29
  • イベントレポート

短期インターンシップぞくぞく参加しています!

そろそろ夏が終わりを告げそうですが、能登留学の熱い夏はまだまだ続きます!



法政大学地域研究センター主催授業「地域貢献・課題解決教育」
を受講している7人の学生が能登留学初級に参加しました。
インターン受け入れにご協力頂いた企業は以下の三社です。
・株式会社スギヨ
・七尾自動車学校
・和倉温泉多田屋
学生の活動意欲に応えるべく素敵な成長のフィールドを用意してくださいました!

インターン最終日の報告会には多くの参加者が集まり、熱い議論が交わされ能登の彌榮を感じました!!
たくさんの気づき学びを持ち帰って笑顔で帰って行きました。
東京に帰っても学ぶ姿勢と地域へのを忘れずに!